南浦特級市
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南浦特級市 | |
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位置 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | {{{2}}} |
漢字: | 南浦特級市 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
ナムポ トゥクグクシ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Nampo Teukgeupsi |
南浦特級市(ナンポとっきゅうし)は、朝鮮民主主義人民共和国平安南道(道庁所在地は平城市)の特級市。平壌の外港として重要な貿易港、工業都市。人口約40万人。市名は鎮南浦に由来する。
目次 |
[編集] 地理
大同江河口から39キロ上流にある港湾都市。北側は平壌特別市、南側は黄海北道と接する。
[編集] 歴史
李氏朝鮮時代までは小さな漁村に過ぎなかったが、1894年の日清戦争で日本軍の兵站基地となり、1897年開港し、鉄道も敷設されて急速に発展した。1908年から1945年まで鎮南浦と呼ばれ、平安南道に属した。
1979年12月龍岡郡と大安市を編入して直轄市に昇格し、平安南道から分離したが、2004年北朝鮮初の特級市に改編され、再び平安南道に編入された。
[編集] 産業
植民地時代から平壌の外港として朝鮮北部最大の貿易港であり、貿易額は釜山、仁川に次ぐ第3位だった。また精錬所を始め、ガラス、造船、化学工業が発達し、漁業も盛んだった。現在はガラス、機械、有色金属類が中心となっている。
韓国との合弁企業、平和自動車では乗用車も生産している。
大同江の河口には「西海閘門(ソヘカンムン)」と呼ばれる巨大な河口ダムが建設されている。ダム湖内部は淡水化され、堤防上には鉄道と道路が作られ対岸同士を結び、南浦港に入る大型船が通るための閘門も複数設置されている。堤防は治水と水運・交通のために建設されたもので、1980年代に人民軍などを投入して大々的に工事が進められ、1986年に完成した。この巨大工事は金正日の指導の賜物とされ、朝鮮中央放送のテレビニュースのバックにもしばしば登場している。
[編集] 交通
平壌の海の玄関口として海運、河川航路、鉄道、道路が発達し、北朝鮮の海外貿易の中心である。 鉄道は平南線(平壌―南浦)、平安線(平壌―温泉)が走り、高速道路も平壌と繋がる。
[編集] 教育
- 南浦大学
- 西海大学
[編集] 遺跡
新石器時代の巨石墓や高句麗時代の壁画古墳(ユネスコ世界遺産)や山城が残る。
[編集] 南浦直轄市について
- 1980年 平安南道の南浦市・大安市・龍岡郡(いずれも当時)を同道から独立させ南浦直轄市として再編。
- 1991年当時は面積約1,000平方キロ、人口約807,000人であった。
- 2004年 1月9日に朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会が出した政令により、南浦直轄市が廃止され、次のように再編された。
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- 南浦直轄市 港口区域 → 平安南道 南浦特級市(区域は廃止)
- 南浦直轄市 臥牛島区域 → 平安南道 南浦特級市(区域は廃止)
- 南浦直轄市 江西区域 → 平安南道 江西郡
- 南浦直轄市 千里馬区域 → 平安南道 千里馬郡
- 南浦直轄市 大安区域 → 平安南道 大安郡
- 南浦直轄市 龍岡郡 → 平安南道 龍岡郡
なお、2004年1月9日の再編により、同国にはじめて「特級市」が誕生した。特級市は、道に所属する行政区域である。