ノート:後天性免疫不全症候群
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コンドームの効果には疑問があります。精子の侵入を完全に防げないのに、HIVに対してどの程度の 効果があるでしょうか。
- ここは相談コーナーではないのですが。しかし内容を書き換えられないために(僕が書いたわけじゃないですが)、おこたえしましょう。感染症とは0か1かの世界ではありません。病原体との接触がより多ければ多いほど感染の可能性が高まります。コンドームは精子の侵入を100%防げないかもしれませんが通常よりも防ぐことができるといえるでしょう。HIVウイルスとの接触機会が減れば、そのぶん感染の可能性も減少すると考えられます。ちなみに直接の根拠はありません。なぜかというと、コンドームをするしないでHIVが感染するかどうか、人間を使って実験することなんかできないからです。しかしここは代替手段をとりましょう。コンドームの、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染予防効果は証明されています。Wald Aらによると( Wald A et al. Effect of condoms on reducing the transmission of herpes simplex virus type 2 from men to women. JAMA 2001 Jun 27;285(24):3100-6.)、性交回数の25%以上でコンドームを使用すると、HSV-2の感染のハザード比0.085(95%信頼区間 0.01-0.67)となります。これは要するに、コンドームを使用しない場合100人感染するところ、使用すると8.5人にとどまるということを意味します。ここに明確に示されているように、感染の可能性がゼロにはなりません。しかし、それは道を歩いていて交通事故に遭う確率だとか、飛行機に乗っていて墜落する確率などと同じ意味です。この世の中は確率的にできています。--BAZIAN 2006年8月30日 (水) 11:24 (UTC)
[編集] 表現方法について
エイズはマスコミ等が情報を正確に伝えていないためか、半ば怪物を見るようなものの書き方をされる場合が多いです。 この項目についても少し前まで、週刊誌の記事を丸写しにしたような文章が散見され、誤解と偏見を生む恐れがあるような表現がありました。 今回、五斗米道さんの「バケツ1杯分ほど無いと感染しないといわれている」といった抽象的な表現を変えさせていただきましたが、こういった表現は分かりやすい感じがしますが正確性に欠けるため、避けたほうが賢明かと思います。--UWEMON 2006年9月6日 (水) 02:48 (UTC)