忘却曲線
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忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん)は長期記憶の忘却を表す曲線である。心理学者のヘルマン・エビングハウスによって導かれた。エビングハウスは自ら、子音・母音・子音から成り立つ無意味な音節(例えばrit,pek,tasなど)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。
[編集] 結果
- 20分後には42%を忘却し、58%を覚えていた。
- 1時間後には56%を忘却し、44%を覚えていた。
- 1日後には74%を忘却し、26%を覚えていた。
- 1週間後(7日間後)には77%を忘却し、23%を覚えていた。
- 1ヶ月後(30日間後)には79%を忘却し、21%を覚えていた。
[編集] 考察
記銘してから1日の間に急激な忘却が起こるが、その後の忘却はゆるやかに起こる。この実験で使用されたのは相互に関連を持たない無意味な音節であり、学問などの体系的な知識ではよりゆっくりと忘却が起こると考えられる。また再認可能な忘却と完全忘却を区別していないという批判もある。