悪性高熱症
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悪性高熱症(あくせいこうねつしょう、英malignant hyperthermia:MH)とは、全身麻酔の偶発症の一つ。頻度は稀であるが、適切な処置をしないと死亡率が高い。
[編集] 症状
異常な高熱と発汗、筋肉の硬直、頻脈、不整脈、酸血症、ミオグロビン尿(褐色尿)など。 骨格筋の崩壊による高カリウム血症で最悪の場合、心停止に陥る可能性がある。
[編集] 原因となりやすい薬剤
- 筋弛緩剤の塩化スキサメトニウム(商品名サクシン、レラキシン)など
- 吸入麻酔薬のイソフルレン(商品名フォーレン)、セボフルレン(商品名セボフレン)など
[編集] 治療法
全身冷却、特効薬である筋弛緩剤ダントロレンナトリウム(商品名ダントリウム)の静注など。
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