愛知母子4人殺人放火事件
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愛知母子4人殺人放火事件(あいちぼしよにんさつじんほうかじけん)とは、2004年9月9日午前4時25分ごろまでに愛知県豊明市沓掛町の会社員宅で母子4人が殺害され放火された事件。
事件発生当初は、民家火災によるものと思われていたが、現場の火災状況、遺体の損傷具合等から、殺人放火事件に切り替わった。
[編集] 状況
妻、長女は鋭利な刃物での刺し傷。長男、次男は鈍器のようなもので殴られた傷。男女によって殺害方法が違っていた。 1階、2階に大量に灯油をまいた形跡がある。
犯人は1階リビングで寝ていた二男を最初に襲った後、2階に上がって3人を殺害し、直後に放火して逃げた疑いが強い。また、使用された凶器、灯油については、屋内にあったものは使用されておらず、あらかじめ準備して持ってきていた可能性が強く、このことからも最初から殺害する目的で犯行に及んだものと思われる。
現在も事件解決にはいたっていない。
2005年3月11日、被害者家族の夫が詐欺容疑で愛知県警に逮捕されたが、当該事件の捜査には進展がなかった。