文春きいちご賞
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文春きいちご賞(ぶんしゅんきいちごしょう)とは、文藝春秋社の記者ならびに映画評論家により、その年度最低の映画を選出しランキングする賞である。
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[編集] 概要
名称は、アメリカにおいて、同様の趣旨を持って開催されるゴールデンラズベリー賞に因んでいる。「木いちご」とは、ラズベリーをそのまま和訳したもの。
2005年に制定。2004年度に第1回が開催され、毎年1月中旬ごろに「週刊文春」の記事として紙面に掲載される。最低映画のワースト10作品を選出するほか、最低男優賞や最低女優賞まで設けられており、渡辺謙やトム・ハンクスといったスター俳優までもが餌食となっている。しかし、あくまで一雑誌の記事であり、受賞作品ならびに受賞者の発表のみでゴールデンラズベリー賞(を含む実際の映画賞)のように受賞セレモニーが開催されることはない。また選考も編集部によるもの。
記者・評論家数十名(2004年は20名、2005年は30名、2006年は32名)によりランキングが制定される。ちなみに、賞自体はゴールデンラズベリー賞の二番煎じ感が強く、批判の声もある。
[編集] 歴代受賞作品
[編集] 2004年度
- 第1位:デビルマン
- 第2位:CASSHERN
- 第3位:海猫
- 第4位:ハウルの動く城
- 第5位:ヴィレッジ
- 第6位:ゴジラ FINAL WARS
- 第7位:サンダーバード
- 第8位:2046
- 第8位:キューティーハニー
- 第8位:リディック
[編集] 2005年度
- 第1位:SHINOBI
- 第2位:TAKESHIS'
- 第3位:宇宙戦争
- 第4位:戦国自衛隊1549
- 第5位:オペレッタ狸御殿
- 第6位:春の雪
- 第6位:アレキサンダー
- 第6位:北の零年
- 第9位:鳶がクルリと
- 第9位:Tokyo Tower
[編集] 2006年度公開映画
- 第1位:ゲド戦記(宮崎吾朗監督)
- 第2位:日本沈没
- 第3位:ダ・ヴィンチ・コード
- 第4位:涙そうそう
- 第5位:PROMISE
- 第6位:LIMIT OF LOVE 海猿
- 第7位:連理の枝
- 第8位:ラフ ROUGH
- 第9位:アンジェラ
- 第10位:7月24日通りのクリスマス