新華社

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新華社の本社正門。北京宣武門西大街57

新華社（しんかしゃ、簡体字:新华社ピンイン：Xīnhuá-shè）は、中華人民共和国・国務院直属の通信社。正式な名称は新華通訊社。他に中華人民共和国の通信社としては、中国新聞社がある。

新華社が国務院直属の機関である。中国の一般ニュースを海外向けに配信するほか、政府要人の発言を独占的に配信することも多い。実際、政府の幹部人事などは新華社を通じて発表する。

こうしたことから、新華社を国営プロパガンダ機関と見る評論家らも方も多い。2005年10月には国境なき記者団が中国共産党のプロパガンダ・検閲体制における新華社の役割についてレポートを公表している。なお、上記のように新華社は国家直属の通信社であるので、日本のメディアで「新華社によると」といった伝え方をしたときは、中国政府の公式見解を報道していると考えて差し支えない。

2006年9月、新華社は、中国国務院（内閣）の決定に従って、外国通信社の中国国内における配信を新華社管理下に置き、配信内容に制限をもうけることを定めた「外国通信社中国国内配信記事管理弁法」を発布。同日から施行された。同法では、外国通信社やそれに類するニュース配信機関が国内ユーザーと契約する場合、新華社系代理店を通すことを義務付けた。また配信記事、写真、図表について、国家統一や主権領土の完全性を損なうなどの１０項目の内容を禁止。これに違反すれば、警告ののち、通信社の資格を取り消す場合もあるとしている。国内メディアが外国通信社記事を使用する場合も同様の規制を設けた。

2006年バレーボール世界選手権を取材する目的で来日していた中国人記者が、在留期間を過ぎても出国せず、入管難民法違反の現行犯で11月12日兵庫県警に逮捕された。