ノート:施行
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[編集] 施行の読みについて
現実に国会答弁などで一部の官僚が、あるいは大学等で教授・講師が「せこう」と呼び習わしているのは知っておりますし、そういう専門業界ではもしかすると「せこう」のほうが大勢・常識であるのかも知れませんね。今回当方は（自らの十数年の行政関連経験における正規場面での「しこう」使用一辺倒の記憶に基づき）一度は「せこう」を消しましたが、考え直して戻しました。「にっぽん・にほん」のような揺れ、「消耗」のような誤読の定着など、読みの問題には色々ありますが、当方は「正確なほうしか許さない」という硬直した主張は取りません。両方併記でいいと思います。
ただ、次の点から、本文の記述を戻す際に、冒頭の順序は「しこう、せこう」に、最下部のカテゴリ（一つしか表示されないので併記できない）では「せこう」としました。
- 法曹界の人の多くは、場面にもよりますが大概「違反した者は」を「いはんしたしゃは」のように発音します。「物」と区別するためです。しかし、無論本来の条文の読みとしては「いはんしたものは」が正しい（ですよねおそらく）。つまり法曹界の慣行が必ずしも日本語として正しいとは限らない、はず。
- しかし、そのような慣行が業界で浸透しまくり過ぎていることは当然考慮しなければならない。
- （当方の浅薄知識であるが）あくまで中国語でなく日本語としての話に限るが、歴史的な古い読みで見ると「しぎょう」は「命令を実行する」ような使い方、「せぎょう」は「他者に施し（お恵み）をする」ような使い方のように見受けられ、その推移で行くと法令の施行は「しこう」のほうが若干正統性が高いように思われた。
- 法令作成技術あるいは法学に関する用語なので、法学用語辞典のような方向性でもいいかな、とも思うが、小中学生も見る百科事典なので、両論併記とし、順序については優劣付けがたい（と当方は思った）ので、五十音順で（しこう、せこう）と記述を復活させた。
- ただ、五十音順とはいえ「しこう」を先にしてしまったので、カテゴリの方については（バーターというわけではないが）「せこう」に戻した。
これは当方の最後通牒とかではありません。とりあえずこう思いました、という表明です。異論・反論その他のソースにより（せこう、しこう）の順に戻すことになっても、リバート合戦のようなことをするつもりはないので、誤解されませぬようお願いします。
先月、それまで「しこう、せこう」で記述されていた部分を「せこう、しこう」に編集されたLent氏は（後になって気づいたのですが）かなり法学関係に造詣の深い方のようで、そのような方に編集合戦の喧嘩を売りつけたように受け取られてしまうのは本意ではないので、念のためこのような書き込みをしました。もしLent氏が不快に思われる点がありましたら、あらかじめお詫び致します。挑発的な意味で編集したものではないので何とぞご容赦ください。--無言雀師 2006年10月17日 (火) 15:51 (UTC)
[編集] 他の法令の施行日に同期（依存）する場合について
施行期日を「○○法の施行の日から施行する。」とする事例において、その○○法が本則で引用されなかった（登場しなかった）場合は、附則での初登場となりますので「○○法（平成十八年法律第九百号）の施行の日から施行する。」のように法令番号を付する必要がありますが、このような場合に、まれに、この○○法がまだ国会審議中で未公布という状況になることがあります。その場合は、この例で言いますと「九百号」の部分が「 号」と全角スペース2個プラス号という不気味な表示で公布されます。そして、その○○法が無事成立して公布されたら、その同日かあるいは少し後の官報の正誤欄（通例、本紙最終頁に掲載）で『○月○日掲載の（平成十八年法律第 号）は（平成十八年法律第九百号）となった』旨の補遺がなされ、附則の記述が完遂されます。過去には、結局その「依存先法律」が廃案になってしまい、附則の施行期日にずーっと空白の部分が残ったままになっているというコワーイ実例もありました。これも一応施行に関するトリビアだと思うので本文に追加したいのですが、当方の能力ではどうしても文章が長くなり、端的にまとめられません。どなたかチャレンジしてもらえないでしょうか。--無言雀師 2006年10月17日 (火) 16:36 (UTC)
