日本経済研究センター
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社団法人日本経済研究センター(にほんけいざいけんきゅうせんたー、英称:Japan Center for Economic Research、略称:JCER)は、国内外の財政・金融・経済問題について調査・研究を行っている機関。文部科学省研究振興局学術機関課所管の公益法人である。
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[編集] 設立・沿革
1963年に設立された非営利の民間研究機関。円城寺次郎(元日本経済新聞社社長)が初代理事長となり、若手の経済学者に研究と発表の場を提供したのがその始まり。その後、大来佐武郎、香西泰など日本を代表するエコノミストを歴代の理事長に迎え、四半期毎の経済予測の発表、金融問題に関する報告書、経済問題に対する報告書などを発表している。
組織は会員制の社団法人として運営されており、会員には日本の大企業、官庁などが参加している。また企業や官庁から委託研修生を受け入れて、スタッフと共同して経済予測や調査を行うことを特徴としており、エコノミストの養成機関となっている。研修生OBには嶋中雄二、森永卓郎など著名人も多い。
[編集] 歴代会長
- 1963-1973年 有沢広巳
- 1973-1982年 大来佐武郎
- 1982-1987年 円城寺次郎
- 1987-1997年 金森久雄
- 1997-2003年 香西泰
- 2004年-現在 小島明
[編集] 歴代理事長
- 1963-1964年 円城寺次郎
- 1964-1973年 大来佐武郎
- 1973-1987年 金森久雄
- 1987-1997年 香西泰
- 1997-2000年 土志田征一
- 2000-2005年 八代尚宏
- 2005年-現在 深尾光洋