日野OL不倫放火殺人事件
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日野OL不倫放火殺人事件(ひのオーエルほうかさつしんしけん)とは1993年12月14日に東京都日野市で発生した放火殺人事件。幼い子供2人が犠牲となった。
[編集] 事件の経緯
犯人の女(以下A子とする)は会社の上司の男(同B)と不倫関係にあった。1992年冬、Bの妻が妊娠した。翌年4月A子も妊娠。しかしBはA子に中絶するよう頼み、中絶させた。Bの妻は無事出産した。その後再びA子は妊娠するが、このときは自分で中絶を決めた。
A子は何度もBに離婚するよう迫ったがBはなかなか応じなかった。そして5月頃、ついに浮気が発覚。それからというもの、A子は謝罪するもBの妻から電話などで執拗な嫌がらせを受け、精神的に追い詰められてしまう。 A子は自分の両親に相談し、Bに対して訴訟を起こすことを決断。Bの妻から説得されるも、振り切り家事調停に踏み切った。
1993年12月14日早朝、A子はBの住む市営団地に侵入し、ガソリンを撒いて放火。建物は全焼し、焼け跡からBの長女(当時6歳)・長男(当時1歳)2人の遺体が発見された。
1994年2月6日になりA子は父親に付き添われて日野署に出頭、逮捕された。
- 尚、事件後Bとその妻は離婚することなく一男一女をもうけている。