明型潜水艦
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明型潜水艦(Ming Class Submarine)は、中国人民解放軍の035型哨戒潜水艦に付けられたNATOコードネーム。ロメオ級潜水艦と同様、原設計は1940年代であり、もはや旧式化しているが、中国ではロメオ級とともに、まだ主力潜水艦として用いられている。これは、後継機の宋型潜水艦などの性能がかなり不調なためである。
ロメオ級潜水艦の発達型であるが、明型潜水艦はロメオ級(033型)のHercules or Tamir-5中高周波ソナーとはシステムが異なり、Pike Jaw中周波ソナーを有している。元型潜水艦のAIP化(Air Independent Propulsion)のテストベッドとして1~2隻がAIP化された。
90年代後半に建造された035G型は、無反響タイルが貼られて浅海での隠密性が向上しており(海自はるしお型潜水艦には貼られていない)、加えて新型の情報処理システムとフランス製の低周波パッシブソナー、Sintra DUUX 5を搭載している。 宋型潜水艦の生産開始により本型の生産は21隻で終了した。今後は、ロシア製機雷とのインテグレーションが課題になると言われている。
2003年4月に訓練中の本型361号が沈没し、70人が死亡している。 2003年11月に九州の大隅海峡を明級潜水艦が国旗を掲揚して通峡した。国際法上問題はないが、マスコミに中国脅威論の一環としてとりあげられた。これに対し、海上自衛隊はP-3C哨戒機により監視任務にあたった。
[編集] 保有国
中国:17隻(1隻喪失、3隻解体)