本揖斐駅
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本揖斐駅に停車するモ755号車(2001年8月)
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本揖斐駅(ほんいびえき)は、岐阜県揖斐郡揖斐川町に存在した名古屋鉄道(名鉄)揖斐線の駅である。同線の終着駅でもあった。
もともとは揖斐駅を名乗っていたが、近鉄養老線の揖斐駅とは3kmばかり離れ紛らわしいことから、駅名に町の中心部にあるという「本」を冠し、本揖斐駅を名乗るようになった。
だがモータリゼーション発展に伴い、それまで市内線の岐阜駅前駅から乗り入れていた直通列車は、朝夕を除いて手前の黒野駅で折り返すようになり、末期の黒野~本揖斐間は日中1時間間隔になっていた。
名鉄のローカル線廃止の方針により、1999年の美濃町線新関~美濃間廃止に続いて、谷汲線などと共に2001年に黒野~本揖斐間は廃止となり、本揖斐駅は消滅した。
廃止後、駅舎などは全て取り壊されて更地になっている。そして、駅跡地開発を行う動きもあり、昔の面影をなくそうとしている。
[編集] 廃止時の駅構内
駅舎は木造ながらある程度の規模を持っていたが、前述のように廃線後に取り壊されて更地となった。配線は島式ホーム1面2線であったが、末期に使用されていたのは岐阜方向へ向いて右側のみで、左側は駐輪場になっていた。またホームの一部と電車全体を覆うように、巨大な屋根もかけられていた。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 名古屋鉄道(名鉄)
- 揖斐線
- 清水駅 - (八丈岩駅) - 本揖斐駅