本町通 (京都)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本町通(ほんまちどおり)は、京都市の南北の通りの一つ。
鴨川東岸にあり、同じく南北の通りである川端通・師団街道の東側、大和大路通の西側に位置する。 北は五条から、南は伏見区内で直違橋通(すじかいばしどおり)となり、国道24号につながっている。道のりの大部分がかつての伏見街道に合致する。
東山区内においては、通りに沿って、北から東山区本町一丁目から本町二十二丁目とナンバリングされた町名の両側町が形成されている。
直違橋通の名は、七瀬川に架けられている橋の名前(直違橋)に由来する。この「直違橋」の名は、川に対して橋が斜めに架けられていたことにちなむ。 この直違橋の南側に深草直違橋南一丁目、北側に深草直違橋北一丁目が位置し、その北側に通りにそって、深草直違橋二丁目から深草直違橋十一丁目までナンバリングされた町名の両側町が形成されている。
陸軍第16師団が深草の地にあり、深草直違橋五丁目近傍には師団司令部が置かれた。その建物は、現在、聖母学院本館として遺っている。沿道には軍人湯と称する銭湯もあり、軍によって栄えた名残を今に伝えている。
五条通から国道24号までのほとんどの区間で、北向き一方通行(二輪車を除く)である。 本町九丁目において、東海道本線・東海道新幹線によって分断されている(歩行者用の跨線橋は存在する。)が、本町八丁目から本町十丁目にかけて、西側の通り(鞘町通)への迂回路が存在する。
大部分の区間は京都市道であるが、深草稲荷御前町~第一軍道間は京都府道201号中山稲荷線となっている。