李勢
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李勢(りせい、?-361年)は、五胡十六国時代の成漢(前蜀)の第5代(最後)の皇帝(在位:343年-347年)。字は子仁。通称は後主。
[編集] 生涯
第4代皇帝・李寿(昭文帝)の長男として生まれる。343年、父が死去したため、皇位を継承して第5代皇帝として即位する。しかし父に劣らぬ暴政を行なって国力の衰退をさらに促進した。このため、347年に東晋の桓温率いる軍勢に攻められて降伏する。こうして成漢は滅亡した。
李勢は助命され、一族と共に東晋の都・建康に送られた。ここで帰義侯に封じられて、361年に天寿を全うした。
[編集] 宗室
[編集] 父母
- 父:李寿(昭文帝)
カテゴリ: 魏晋南北朝時代の人物 | 中国史の人物 | 361年没