松本川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松本川(まつもとがわ)は山口県萩市を流れる川で、橋本川と共に旧萩市街の三角州を形成する川のひとつ。二級河川阿武川の分流の一つであり、萩市川島にて東に松本川、西に橋本川に分岐し、松本川は川島、土原(ひじわら)、浜崎の各地区に沿って流れ、日本海に注ぐ。
またこの川から分岐して、藍場川(あいばがわ)が萩市内を通る。藍場川は江戸時代に掘られた人工の川で、現在も鯉などが泳いだり、野菜を洗うことができる川である。また、この川を家の中に引き込んで、洗濯をする家もあった。この川は、川島から御許町(おもとまち)に抜ける。
[編集] 鶴江の渡し
松本川河口部では、「鶴江の渡し」と呼ばれる江戸時代から続く櫓漕ぎの木造船による渡し船が右岸の鶴江地区と左岸の浜崎地区を結んでいる。市道の代わりであるため無料で利用することができ、地元の人や観光客に親しまれている。