格闘技通信
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格闘技通信(かくとうぎつうしん)はベースボール・マガジン社発行の格闘技専門誌である。
1987年(昭和62年)に月刊誌として創刊。1992年(平成4年)からは月2回刊。
格闘技の大会ガイドや、選手のインタビューなどの情報記事を主とする。基本的に格闘技を観戦するファンのための観戦ガイドを中心とした格闘技情報誌であり、格闘技分野におけるプロレス雑誌的なスタンスを取っている。そのため、格闘技を実践するための技術記事は少ない。最近は編集者が変わったためか選手を取り扱うのに戦績や実績は重要視せず、報道的内容についてはその記事の取捨や扱い方に編集方針による偏りが見受けられる。
[編集] 略史
創刊初期には格闘技の興行が少なかったため、極真空手やUWFなどのプロレスを大きく扱った。また、初期の頃は、伝統系の空手も掲載されていた。打撃系格闘技イベントK-1が登場してからは、当時の谷川貞治編集長が大きく肩入れをして、主催者の石井和義のブレーンとして発展に寄与した。これが繋がって、後に谷川がK-1運営会社FEGの社長を任せられることとなった。谷川編集長時代になると伝統系の空手は掲載されなくなった。 1996年にパーフェクTV!のプロレス・格闘技専門チャンネル「ファイティングTVサムライ」開局のため、谷川貞治がベースボール・マガジン社を退社すると、ワンポイントで「週刊プロレス」編集長のターザン山本を挟み、本多誠(現・週刊プロレス)編集長にバトンタッチ。その後、格闘技経験者の朝岡秀樹が編集長に就任した。朝岡時代の「格闘技通信」は、挑戦的な誌面作りで格闘技業界に数々の問題提起を行ない波紋を巻き起こした。現編集長の三次は格闘技経験が全くないド素人。武道論、武士道論というコーナーや、編集者の意向でどうにでもなる日本格闘技大賞というコーナーを新設した。
[編集] 歴代編集長
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