桜京美
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桜 京美(さくら きょうみ、1930年6月3日 - 1988年11月10日頃)は、日本の女優。喜劇女優として知られていた。
[編集] 来歴・人物
昭和30年代の人気テレビスターで、テレビ番組「お笑い三人組」で真知子役として人気を博し、またその一方で人形劇「チロリン村とくるみの木」や、映画「アイ・ラブ・ルーシー」の吹き替え、テレビアニメ「ルパン三世」の峰ぶじ子、マダム・テキーラ役など声優としても活躍していたが、病気などを理由に昭和60年代頃に芸能界の仕事からは次第に離れるようになってしまう。
1988年3月には芸能プロと契約し再起を目指していたが、その矢先の1989年1月6日午後1時半ごろに千葉県山武郡大網白里町の自宅でこたつの脇でうつ伏せに倒れているのを発見され、死亡が確認された。その遺体は腐乱しており、吐血の跡もあった。部屋に残されていた手帳には「だるい」「血便が出る」などと書き残されており、その手帳の日付が11月10日で途切れていることから、その頃に孤独死し、それからおよそ三ヶ月もの間気付かれずにいたようである。