ルパン三世
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ルパン三世(ルパンさんせい、英語題名Lupin the 3rd)は、モンキー・パンチ原作のナンセンス・コメディ・アクション漫画である。また主人公の名前である。テレビアニメ化により人気に火がつき、以後たびたびアニメ化や映画化される。2006年現在まで続編(TVスペシャル)が製作されている。劇場映画ならびにTVスペシャルの視聴率は常に20%前後の高い数字を記録している。その人気ゆえ、様々なメディアで国民的アニメと評されている。
本項では以下、本作品シリーズを総称して示すときは「ルパン三世」、主人公キャラクターを示すときは“ルパン三世”、各作品を示すときは『』付きで表記する。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 原作漫画(旧)
[編集] 作品概要
1967年、『週刊Weekly漫画アクション』にて連載開始。全94話。Mort Druckerの影響を色濃く残す、ひょろりとした線で描かれる長身の登場人物。最後の最後まで読者の裏をかくストーリー展開(例外あり)。両者があいまって本作独自の作風を醸成している。残念なことに、アニメのキャラクターおよび作風が定着した現在ではあまり読まれていない。
[編集] 特色
本作はナンセンス、コメディー、スラップスティックの要素を多分に含んだアクション漫画である。主人公・ルパン三世は、モーリス・ルブランの小説『怪盗ルパン』に着想を得て造形された(もっとも、本作との関連は薄い)。物語は、彼の悪漢としての活動を中心に描かれる。なお、「アルセーヌ・ルパン」の孫の設定はアニメ独自のものである。
[編集] サブタイトル
[編集] 各話タイトル
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[編集] 備考
連載時と収録の順番がやや異なっている(そのため、43話で仲間になったはずの五ェ門が、47話で再び対立している)。
- 第1話はルブランの短編「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を参考にしている。
- 第2話は「アルセーヌ・ルパンの脱走」を参考。
- 第8話は「獄中のアルセーヌ・ルパン」を参考。
- 第15話は後に「白い追跡」と改題され、冒頭の一行、アイヌ語「シャモ」の解説が削除されている。
- 最終話は次回作「パンドラ」の予告編的内容になっている。『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』最終話「さらば愛しきルパンよ」との関連はない。
[編集] アニメ
[編集] 作品化に至る経緯とその後の反響
1968年、東宝の劇場アニメ映画を目的としてパイロットフィルムの企画会議がAプロダクションで発足。翌1969年にパイロットフィルムが製作されるが未公開に終わる。また、脚本『ルパン三世 三代目襲名(北原一)』、『ルパン三世─華麗なる犯罪 絢爛なる狂気!─(大和屋竺)』も未使用に終わる。1971年からTVアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』が放送開始。当初は大人向けの作品を意向していたが、当時の視聴者の関心を集めることができず、対象年齢を下げるという路線変更の後に打ち切られた。放映終了後、放映料が安かったこともあって全国で再放送が繰り返された結果、そのたびに人気が高まり、5年後に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作され、この第2シリーズが現在までに及ぶルパン三世のキャラクターと人気を確立した。
[編集] TVシリーズ
[編集] 使用楽曲
- ルパン三世 (TV第1シリーズ)はルパン三世 (TV第1シリーズ)#主題歌を参照。
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)はルパン三世 (TV第2シリーズ)#オープニング・テーマ及びルパン三世 (TV第2シリーズ)#エンディング・テーマを参照。
- ルパン三世 PartIIIはルパン三世 PartIII#主題歌を参照。またルパン三世のテーマを参照。
[編集] 劇場用アニメ(長編含む)
- 1978年 『ルパン三世 ベネチア超特急』(1977年11月21日にTV第2シリーズ第8話として放送された『ベネチア超特急』を劇場用35ミリ版にブロー・アップ再編集し、1978年度春の東宝チャンピオンまつりにて併映したもの)
- 1978年 第一作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』
- 1979年 第二作『ルパン三世 カリオストロの城』
- 1985年 第三作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』
- 1987年 第四作『ルパン三世 風魔一族の陰謀』
- 1995年 第五作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』
- 1996年 第六作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』
[編集] TVスペシャル
TV放映終了後も、TV版、劇場版共における「ルパン三世」の支持は高く、1989年より現在まで日本テレビの金曜ロードショーにてTVスペシャル版の長編が放映されるようになる。
- 1989年 第一弾『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』
- 1990年 第二弾『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』
- 1991年 第三弾『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』
- 1992年 第四弾『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』
- 1993年 第五弾『ルパン三世 ルパン暗殺指令』
- 1994年 第六弾『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』
- 1995年 第七弾『ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!』
- 1996年 第八弾『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』
- 1997年 第九弾『ルパン三世 ワルサーP38』
- 1998年 第十弾『ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~』
- 1999年 第十一弾『ルパン三世 愛のダ・カーポ~FUJIKO'S Unlucky Days~』
- 2000年 第十二弾『ルパン三世 1$マネーウォーズ』
- 2001年 第十三弾『ルパン三世 アルカトラズコネクション』
- 2002年 第十四弾『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』
- 2003年 第十五弾『ルパン三世 お宝返却大作戦!!』
- 2004年 第十六弾『ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~』
- 2005年 第十七弾『ルパン三世 天使の策略 ~夢のカケラは殺しの香り~』
- 2006年 第十八弾『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』
[編集] OVA
- 1987年 第一弾『ルパン三世 風魔一族の陰謀』(OVA発売と同時に劇場映画として公開)
- 1989年 『ルパン三世 シークレットファイル』(パイロットフィルムをソフト化したもの)
- 2002年 第二弾『ルパン三世 生きていた魔術師』
[編集] 原作漫画(旧)以後の漫画原作
[編集] ルパン三世・新冒険
1971年連載開始。全36話。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。単行本では第1シリーズに合併され、「さらば愛しきルパン!」の次の第95話から始まっている。前作の3年後という設定で始まっている。
[編集] 新ルパン三世
1977年連載開始。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。全189話+番外編1話(単行本未収録を除く)。前作の五年後という設定で始まっている。
[編集] SEXYルパン・3
1984年短期連載開始。脚本平野靖士。単行本未収録。
[編集] 読切(単行本未収録)
[編集] ルパン小僧
1974年『少年アクション』連載。ルパン三世と峰不二子の間に生まれた子供(ルパン小僧)が父親のルパンを超える大泥棒を目指すというストーリー(第1話にはルパン三世本人もゲスト出演している)。実際は「ルパン四世」名義。ルパン三世本編にも登場するが、この時登場した峰不二子を「あんたは偽者で、俺の母親が本物の峰不二子だ」と言っている。結局、どちらが本物の峰不二子なのか、いまだに不明。「ルパン小僧」はモンキー・パンチのオリジナル創作ではなく、少年誌に連載する際、企画として持ち込まれた設定であり、事実上「パラレル物」とみるべきであろう。
[編集] 登場人物
[編集] 主な登場人物
以下のキャラクターは各項目を参照。(原作では、この五人の年齢設定はされていない。)
[編集] その他、原作での登場人物
- 明智小五郎(第1話)
- 年老いた名探偵。ルパンも頭のあがらないのか、明智の「顔を立てる」といい、銭形警部にやすやすと捕まった。
- 男爵先生(第5話)
- ヤクザの世界を牛耳り、暗黒街の帝王を目指す男。奇病を持ち、時々手の甲に赤い輪が現れ、その場から姿を消す。宿敵ルパンによって正体を見破られて倒される。
- 古郎志(ころし)先生(第5話)
- ルパンによって男爵先生暗殺を依頼された隻眼の殺し屋。長髪の袴姿で、石川五ェ門に似た風貌だが、武器は拳銃。男爵先生の仕掛けた罠によって殺されるが、死の間際にルパンから男爵先生の正体を聞かされる。
- 白乾児(パイカル)
- 第7話「魔術師」で登場。通称「暗黒街の魔術師」。指から火炎放射を出し、空中を歩き、どんな銃弾や衝撃にも耐えられるという能力を持つ男。ルパンも苦戦を強いられたが、彼(とそのおかかえ科学者)にその原理を解明され、同じ方法で勝負に敗れる。敗れた理由は、その薬、超硬質液体の効果が切れたから。「同じ女とは三度までしか付き合わない」主義。第17話では妻が登場してルパンに復讐を仕掛けた。なお「白乾児」という名前は実在の中国酒に由来する(アニメ版には「ラオチュウ」という名の弟が登場する予定もあった)。
- フウテン探偵(第8話~10話)
- 女性。第8話ではルパンの盗みの方法を見破り、第9話では「悪党的頭脳」を持つ男にさらわれ、第10話ではかつて所属していたギャング組織に狙われる。探偵らしさは全くない、とぼけたキャラクター。作中名前は一度も登場せず、「フウテン君」とルパンが呼称するのみ。
- ネズミ一族
- 第31話「鼠は死してシッポを残す」より継続的に登場。続編『新ルパン三世』にも登場した組織。しかし、その詳細やルパンとの決着は描かれず、うやむやのままに消える。一味はさまざまなところにいて、ルパンたちを狙ってくる。
- ルパン一世
- 第37話「ルパン三世とアルセーヌ・ルパンの対決」、最終話「さらば愛しきルパン!」に登場。心臓の病気でルパン三世の少年時代に死に、その後ルパン三世は「盗術」という本を遺産に受け取る。ちなみにルパン三世のことを「三世」と呼ぶ。
- ルパン二世
- 第11話「健在ルパン帝国」、第40話「ジャリ」、最終話に登場。ルパン帝国を一代で築き上げたもののクーデターによって殺される(しかし最終話には同じく死んだはずの一世とともに登場している)。三世の少年時代、彼は懲役刑にあり、息子に生存を隠していた。
- ルパン帝国
- ルパン帝国は二ヶ所あり、一つは第11話「健在ルパン帝国」の二世によって作られたルパン帝国。作者モンキー・パンチが助手として働いていた「浜中診療所」があることから、場所は北海道のようである。もう一つは、第91話「我が盗争(その1)」から最終話に登場するルパン帝国。こちらは先祖代々伝わる島である。
- ルパンの部下たち
- ルパンにはいつも次元や五ェ門などの仲間しかいない、というイメージがあるが、ルパンには地下組織があり、多くの部下を持つ設定である。もっとも描かれることは極端に少ない。最終話までに登場した部下をここにまとめる。
- 贋ルパン(第4話)
- 女(第5話)
- おかかえ科学者(第7話)
- ハンマーの岩鉄:九州支部所属(第19話)
- 風の三太夫:四国支部所属(〃)
- 峰不二子:北海道支部属(〃)
- 科学者、見張り:墓地地下アジト(第16話)
- 建設現場主任(〃)
- 逮捕された1967人(第22話)
- G(第50話)
- K(〃)
- 船員(第70話)
- ヤング・愚造(第67話)
- 暴力や堕落を若者に勧める不死身の男。
- 鬼土(第71話)
- ルパンの友人、しかし正体はネズミ一族の一人。催眠術の使い手。三年前に次元の兄貴(兄貴分か実の兄かは不明)を殺害し、メキシコに高飛びしていた。次元とルパンを殺そうとしたが、ルパンとの対決に敗れる。
- ヤングアイランドの学生たち(第73話~74話)
- シバをリーダーとする大学生の反体制組織。メンバーに土佐、古利、不二子など。大学封鎖に反対し、権力者が地位をあけ渡すことを要求。小型爆弾を呑みこんだ学生を東京に送り込んだ。
- クリフ・不私刑(フリンチ)
- 第75話「私を愛したルパン」登場。警察訓練所所長。年齢25歳。「武芸百般 全国一流の二十四大学の学位をとり 医者で 化学はもとより 逮捕術 殺人術の第一人者(本文より)」。銭形警部の仲間。部下に峰不二子がいる。
- 犯罪秘密警察の男女二人(第89話~90話)
- ルパン三世に対する憎しみを植えつけようと、ルパンに化けた銭形が暴行を加える。女は峰不二子である。
- 大統領(第91話~93話)
- どの領土にも属さない無人島(ルパン帝国)を発見し、国連公認のうえ大統領になった男。秘書は峰不二子。
- パンドラ(最終話)
- 秘密報道組織・パンドラ。最終話にその一味が登場。峰不二子に変装してルパン帝国へ潜入する。帝国の秘密を盗まれたルパン達は、「しばらく彼らの活躍を見てみよう」と帝国を破棄して去っていく。ルパン終了後に連載され、双葉社パワァ・コミックスより単行本全1巻が出ていた(現在絶版)。最終回以外にルパンとの絡みはない。
[編集] その他、アニメ版での登場人物
- TV版第1シリーズの登場人物については、ルパン三世 (TV第1シリーズ)の登場人物を参照。
- TV版第2シリーズの登場人物については、ルパン三世 (TV第2シリーズ)の登場人物を参照。
- PartIIIの登場人物については、ルパン三世 PartIIIの登場人物を参照。
- 劇場版、TVスペシャル版の登場人物については、ルパン三世の登場人物 (TVスペシャル及び劇場版)を参照。
[編集] その他の作品
[編集] パイロットフィルム
[編集] 劇場映画
- 実写
[編集] 舞台演劇
- 1998年 『ルパン三世 I'm LUPIN』(ミュージカル)
[編集] ゲーム
- 『ルパン三世 バルセロナ洞穴脱出作戦』(スーパーカセットビジョン)
- 『ルパン三世 香港の魔手』(FM-TOWNS)
- 1980年 『ルパン三世』(アーケードゲーム)
- 1983年 『CLIFF HANGER』(アーケードゲーム):「ルパンVS複製人間」「カリオストロの城」の映像を利用したレーザーディスクゲーム。海外のみ?
- 1987年 『ルパン三世 パンドラの遺産』(ファミリーコンピュータ)
- 1985年 『ルパン三世 カリオストロの城』(PC-8801、FM-7、X1)
- 1987年 『ルパン三世 カリオストロの城』(MSX)
- 1988年 『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』(MSX)
- 1989年 『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』(PC-8801)
- 1990年 『SDルパン三世~金庫破り大作戦~』(ゲームボーイ)
- 1994年 『ルパン三世 伝説の秘宝を追え!』(スーパーファミコン)
- 1996年 『ルパン三世 THE MASTER FILE』(セガサターン)
- 1997年 『ルパン三世 カリオストロの城 -再会-』(PS)
- 1997年 『ルパン三世 クロニクル』(セガサターン)
- 1998年 『ルパン三世 ピラミッドの賢者』(セガサターン)
- 2001年 『ルパン三世 THE SHOOTING』(セガ アーケードゲーム)
- 2002年 『ルパン三世 魔術王の遺産』(PS2)
- 2003年 『ルパン三世 海に消えた秘宝』(GC)
- 2004年 『ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』(PS2)
- 2007年2月 『ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を』(PS2)
[編集] パチンコ・パチスロ
- パチンコ・CRルパン三世(1998年・平和)
- パチンコ・CR不二子におまかせ(2000年・平和)
- パチンコ・CRルパンザサード(2002年・平和)
- パチンコ・CRルパン三世<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
- パチンコ・CR不二子<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
- パチンコ・CR銭形<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
- パチスロ・ルパン三世(2000年・平和)
- パチスロ・不二子2(2002年・平和)
- パチスロ・主役は銭形(2004年・平和)
[編集] CM
- エクソンモービル有限会社(ESSO石油)
- 永谷園
- ペプシコーラ
[編集] PCソフト
- 1998年 『ルパン三世 D2MANGA』原作マンガに彩色、動きと効果音をつけたデジタルマンガ。
[編集] 漫画(原作以外)
- 『ルパン三世(Shusay版)』
- 『ルパン三世Y』
- 『ルパン三世M』
- 『ルパン8世』
[編集] 小説
- 『小説!!!ルパン三世』(辻真先著、集英社コバルト文庫1982年発行)。
- 双葉文庫・アクションノベルシリーズ版。1987年より双葉社から発売された文庫小説。内容は共著による短編集もしくは中篇+短編の体裁。5巻以降は長編。
- 『戦場は、フリーウェイ』著者:(樋口明雄 塩田信之 吉岡平)
- 収録:戦場は、フリーウェイ(樋口)、泥棒さんと、殺し屋さんと、・・・・・・ひとりの少女(塩田)、五右衛門秘帳 -燃えよ斬鉄剣-(吉岡)
- 『星を盗む男』(著者:山口宏 大出光貴)
- 収録:9ミリ弾の悪魔(山口)、星を盗む男(大出)
- 『エルドリア大脱出作戦』(著者:樋口明雄 沙藤樹)
- 収録:エルドリア大脱出作戦(樋口)、泥棒さんたちの華麗な休日(沙藤)
- 『アムネジアの砂漠』(著者:吉本正彦 鎌田秀美)
- 収録:アムネジアの砂漠(吉本)、イーヴル・シティへようこそ(鎌田)
- 『フリー・ファントム作戦』(著者:集新矢)
- 収録:『フリー・ファントム作戦』
- 『激走チャイナ!贋作の秘密』(著者:速見彩)
- 収録:激走チャイナ!贋作の秘密
[編集] 季刊誌
- 「ルパン三世officialマガジン」(双葉社)
[編集] ゲームブック
いずれも双葉社ゲームブックシリーズ。
- 「さらば愛しきハリウッド」
- 「ダークシティの戦い」
- 「青の女王強奪作戦」
- 「黄金のデッド・チェイス」
- 「暗黒のピラミッド」
- 「Pファイルを奪え!」
- 「謀略の九龍コネクション」
- 「復習のチャイナタウン」
- 「灼熱の監獄島」
- 「密林の追撃」
- 「華麗なる挑戦」
- 「九龍クライシス」
- 「黒い薔薇のノスフェラトゥ」
- 「悪党どもの黙示録」
- 「戦慄のサブウェイ」
- 「暁の第三帝国」
- 「AF-1奪回指令」
- 「失われた絆」
- 「戒厳令のトルネイド」
[編集] 作品年表
- 1967年 「週刊Weekly漫画アクション」に漫画『ルパン三世』を連載開始。
- 1969年 パイロットフィルムが完成するが未公開に終わる。
- 1971年 よみうりテレビをキー局として、アニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』放送開始。同年「週刊Weekly漫画アクション」に漫画『ルパン三世・新冒険』(単行本では『ルパン三世』と合併)を連載開始。
- 1974年 実写映画『ルパン三世 念力珍作戦』公開。
- 1977年 6月、「週刊Weekly漫画アクション」に漫画『新ルパン三世』を連載開始。10月、日本テレビをキー局として、アニメ『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』放送開始。
- 1978年 3月、『ルパン三世 ベネチア超特急』を春の東宝チャンピオンまつりにて併映。12月、TV第2シリーズの高視聴率を受け、初の長編劇場映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』公開。
- 1979年 1月22日放送のTV第2シリーズ第67話「ルパンの大西遊記」が当時のアニメとしては異例となる視聴率30%以上(32.5%)を記録。12月、劇場映画第二作『ルパン三世 カリオストロの城』公開。
- 1984年 4月、よみうりテレビをキー局として、アニメ『ルパン三世 PartIII』放送開始。夏「週刊Weekly漫画アクション」に漫画『SEXYルパン・サード』短期連載。9月、新作劇場映画を製作、翌年公開することが決定。
- 1985年 劇場映画第三作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』公開。
- 1987年 「ルパン三世」初のOVA『ルパン三世 風魔一族の陰謀』発売。同時に劇場映画第四作として公開。
- 1989年 「ルパン三世」TVスペシャル放送開始。TVスペシャル第一弾『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』を『土曜スーパースペシャル』で放送。
- 1990年 TVスペシャル第二弾『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』放送。このTVスペシャルから『金曜ロードショー』で放送されるようになり、以降、毎年夏休みに新作が放送されるようになる。
- 1991年 TVスペシャル第三弾『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』放送。
- 1992年 TVスペシャル第四弾『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』放送。
- 1993年 TVスペシャル第五弾『ルパン三世 ルパン暗殺指令』放送。
- 1994年 7月、TVスペシャル第六弾『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』放送。
- この作品が山田康雄の事実上の遺作となる。翌年、新作劇場映画の製作が決定し、年内に予告編第一弾が収録される。また、エッソ・スタンダード石油(ESSO石油、現:エクソンモービル)が翌年の年明けから放映するCMにルパン三世を起用することも決定、こちらも年内に収録が行われる。
- 1995年 1月、エッソ・スタンダード石油のCMがTV放送開始。
- 2月、山田康雄が脳出血で倒れ意識不明となる。そこで製作中の劇場映画には、山田と親交があり、自身のものまねレパートリーとしてルパン三世を演じたこともある栗田貫一が急遽代役という形で声優を担当することになる。早期復帰を願っていた山田康雄は意識が戻らぬまま3月19日に永眠。このことを受け、日本テレビは金曜ロードショーで「山田康雄追悼企画」と題してTVスペシャル第一弾『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』を再放送。4月、劇場映画第五作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』公開。8月、TVスペシャル第七弾『ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!』放送。この作品以降、栗田貫一が正式に2代目ルパン三世に就任する。
- 1996年 4月、劇場映画第六作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』公開。モンキー・パンチがシリーズ史上初めて監督を担当する。8月、TVスペシャル第八弾『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』放送。
- 1997年 「ルパン三世」誕生30周年。TVスペシャル第九弾『ルパン三世 ワルサーP38』放送。「ルパン三世 (Shusay版)」が連載される。
- 1998年 「週刊Weekly漫画アクション」に漫画「ルパン三世Y」連載開始。パソコンとプレイステーションのCD-ROM『ルパン三世 D2MANGA』が発売される(原作に彩色、動きと効果音、声をつけたデジタルマンガ)。7月、TVスペシャル第十弾『ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~』放送。11月、ミュージカル『ルパン三世 I'm LUPIN』公演。
- 1999年 第十一弾『ルパン三世 愛のダ・カーポ~FUJIKO'S Unlucky Days~』放送。
- 2000年 TVスペシャル第十二弾『ルパン三世 1$マネーウォーズ』放送
- 2001年 「ルパン三世」TV放送開始30周年。TVスペシャル第十三弾『ルパン三世 アルカトラズコネクション』放送。
- 2002年 4月、OVA第二弾『ルパン三世 生きていた魔術師』発売。7月、TVスペシャル第十四弾『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』放送。
- 2003年 TVスペシャル第十五弾『ルパン三世 お宝返却大作戦!!』放送。
- 2004年 季刊誌「ルパン三世officialマガジン」(双葉社)が創刊。同誌に「ルパン三世M」連載開始。TVスペシャル第十六弾『ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~』放送。
- 2005年 TVスペシャル第十七弾『ルパン三世 天使の策略 ~夢のカケラは殺しの香り~』放送。
- 2006年 7月、HIP HOP アーティスト・SEAMO(シーモ)がルパン三世のテーマ曲ををラップでカバーした「ルパン・ザ・ファイヤー」が発売。9月8日、TVスペシャル第十八弾『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』放送。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の特別単行本「超こち亀」に1994年の『ルパン三世・ALIS PLAUD』以来実に12年ぶりにモンキー・パンチ自身の筆によるルパンがこち亀との合作として発表される。
- 2007年 「ルパン三世」誕生40周年記念。
[編集] 関連本
- 「ルパン三世はなぜ盗むのか? 250万円の快楽」(豊福きこう・双葉社)
- 「ルパン三世研究報告書」(スタジオハード・双葉社)
[編集] 豆知識
- 1983年に子供向け作品として「ルパン8世」がフランスとの合作で製作されたことがある。
- 第8話まで製作されたが中断、未放映。ルパン三世の子孫であるルパン8世が主役の作品で、この作品ではルパンは表向きは私立探偵で、裏家業が泥棒という設定である。これは一部の海外で版権(この場合、モーリス・ルブランの原作の絡み)や泥棒を主人公といった作品による倫理上の問題により、ルパン三世が泥棒ではなく探偵という設定で放送されていた地域があったからである。なお、時代背景は22世紀で、宇宙旅行が当たり前になっている時代であり、宇宙でのストーリーが中心になっているらしい。次元や五ェ門、銭形の子孫も登場しており、次元は煙草のかわりにポップキャンディーを口に咥え、五ェ門は斬鉄剣のかわりにレーザーソードを振り回し、銭形の子孫はやはり警官で、ルパンの裏家業を確信しつつ彼らを追う。日本においては双葉社の100点コミックスによりコミカライズされた単行本が出版されていた。この作品中ではオリジナルのルパンファミリーと銭形は全員コールドスリープで眠っている事が明かされている。
- パネルクイズ アタック25にて「1995年3月19日、ルパン三世やクリント・イーストウッドの声で知られる声優が亡くなっています。誰でしょう?」という問題が出題され「山田康雄」が「山田康男」となっていた。初期発売のビデオ・その他マスコミ記事には今でも「山田康夫」の誤記が多い。
- TV第2シリーズの主題歌はサッカーJ1のFC東京が応援歌として愛唱している。
[編集] 外部リンク
- ルパン三世NETWORK(公式サイト)
- モンキー・パンチ公式WEBサイト(現在リニューアル中)
- Lupin the 3rd official fan site(English and Italian)
- TYPER'sルパン三世探索隊(作品データ、未使用台本など)