権利物
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権利物とは、パチンコ遊技台の区分の一つで、デジパチと同じく超特別電動役物遊技機(超特電)に区分される遊技台である。
[編集] 権利物の始まり
- 1985年頃、平台(チューリップ等のみの遊技台)の一部に「特入賞口」に入賞(大当たり)すると、一定の条件で役物が開く遊技台が登場する。
- 「一定条件」とは「一定時間」か「無制限」である(無制限タイプは「特入賞口」に再度入賞=オカマすると閉じる)。
- 前者のタイプは「ビッグロータリー」(京楽)の様に出玉は少ない(と言っても1000発前後)が遊べるタイプ。(オカマも多いが、後者のタイプのように「目の前が真っ暗」と言うことはない)。
- 後者のタイプは、俗に「一発台」と呼ばれるタイプである。(例)スーパーコンビ
- このタイプはあまりの過激性故に当局の規制を受けることになる(プレイヤーの技術にもよるが、無制限の店だとワンチャンスで数万発の出玉を得られる反面、当たるまで投資が続くことになる)。
[編集] 現在の権利物
一般的だったのは以下の形式を持つ機種たち。
- 始動チャッカー入賞によるデジタル抽選
- 大当たり権利獲得後に「特入賞口」入賞
- 確率変動の権利を2~3回獲得。
以上で4~6000発の出玉を獲得できる機種(少しキツ目ゲージのデジパチ感覚である)。
中には、このようなタイプの物も存在した。
- 「特入賞口」の方へ玉が行きやすくなっている
- 「特入賞口」入賞で権利を獲得できるが、大入賞口(アタッカー)を開けるためには、やや通りにくいハカマ釘を抜けなければいけない(羽根モノの1チャッカー形状)。
- 16ラウンドの権利があるが、大抵は2~3ラウンドで「特入賞口」に再度入賞してパンクしてしまう。
- 1回の平均出玉は600個程度(つまり羽根モノタイプの権利物)。
機種としては「タートルリーグ」「パオパオシャワー」などが挙げられる。
あとは、デジパチよりも高確率であることを売りにした機種として、
- 大当たりの確率を1/160とした(パチンコの確率は出玉同水準で1/200程度が最高)もの。
- 出玉は2400個程度。
機種としては「エキサイトパイレーツ」などがあげられる。