洗濯ばさみ
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洗濯ばさみ(せんたくばさみ、洗濯挟み、またピンチ(英語でpinch、はさむの意)とも)とは、通常洗濯物をひもや物干し竿で乾燥させるために使われる留め具のことで、様々なデザイン、色彩のものがある。英語では、"clothespin"や"C47"、"clothes peg"、あるいは単純に"peg"と表現される。
今日において、洗濯ばさみは工場で安価に大量生産されたものがほとんどで、2つのプラスチック部位をインターロックで組み合わせたものが一般的である。一部木製のものも出回っている。 レバーを押さえることによって留め具の部分が開き、手を離すと固定される仕組みとなっている。
[編集] 洗濯以外での用途
洗濯ばさみはそのスプリングの効果によって、子供達の興味をそそる対象にもなっており、様々な自由工作の材料として用いられる。ルーブ・ゴールドバーグの作り出した多種多様な機械はもちろんのこと、パチンコや鼠捕り、ピストル、雷管など工夫と工作の発想を刺激させられる。
映画産業では、特にフィルムの撮影で洗濯ばさみが使われ、"C47"や"C74"の名前で呼ばれている。
テレビのバラエティ番組ではゲームなどの罰ゲームとして、洗濯ばさみで顔をはさむことがある。若草物語でも、四女のエイミーが鼻の低いことを気にして洗濯ばさみで鼻をはさんで寝ていたというエピソードが出てくる。
[編集] 外部リンク
- Project Laundry List - 英語サイト
- スミソニアン博物館所蔵の洗濯ばさみのいろいろ - 英語サイト