浅田和茂
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浅田和茂( 1946年 - あさだ かずしげ)は、刑法学者。大阪市立大学法科大学院教授。北海道美唄市出身。罪刑法定主義、責任主義などの刑法の基本原則を堅持しつつ、結果無価値論を徹底した犯罪論を展開する。最も重要な研究は主著『刑事責任能力の研究』における限定責任能力論に関する歴史的研究。刑事訴訟法の分野においても鑑定論、科学捜査論等について業績がある。
[編集] 略歴
- 1969年 京都大学法学部法律学科卒業
- 1971年 京都大学大学院修士課程修了
- 1971年 関西大学助手
- 1974年 関西大学専任講師
- 1974年~1976年ミュンヘン大学留学
- 1977年 関西大学助教授
- 1980年 大阪市立大助教授
- 1982年~1984年ミュンヘン大学留学
- 1988年 大阪市立大教授
- 2004年 大阪市立大学法科大学院教授
- 2005年まで 大阪市立大学副学長
[編集] 主要著書
- 『刑事責任能力の研究』(上1983・下1999・成文堂)
- 『科学捜査と刑事鑑定』 (有斐閣,1994)
- 『レヴィジオン刑法1共犯論』(共著,成文堂,1997)
- 『レヴィジオン刑法2未遂犯論・罪数論』(共著,成文堂,2002)
- 『刑法総論』(成文堂,2005)