浦野雄幸
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浦野雄幸(うらの ゆうこう)は、元裁判官、法務省で民事執行法など基本法の立法、法改正に携わった。現在、東海大学大学院専任教授、弁護士。
[編集] 略歴
- 1958年(昭和33年) 東京大学大学院修了。判事補に任官
- 1963年(昭和38年) 立法作業に従事するため法務省民事局に出向し、不動産登記法、商法、会社更生法、民事訴訟法等の改正作業に参画、民事執行法の主任参事官として、同法を成立させる。法務省在任中、司法試験委員等を歴任。
- 1979年(昭和54年) 東京高等裁判所判事に転出。横浜地方裁判所判事、名古屋地方裁判所判事、松山家庭裁判所所長。
- 1993年(平成5年) 判事退官、東海大学教授に就任、弁護士登録。
[編集] 著書
- 『新・新不動産登記読本』(商亊法務研究会、初版1966年、新版1994年)
- 『改正借地・借家法の解説』(大成出版社、1967年)
- 『株式会社監査制度論』(商亊法務研究会、1970年)
- 『逐条概説民事執行法』(商亊法務研究会、初版1979年、全訂版1981年)
- 『船舶執行の新たな展開(民事執行法の基本構造)』(西神田編集室、1981年)
- 『要点民事執行法』(商亊法務研究会、初版1981年、新訂版1991年)
- 『条解民事執行法』(商事法務研究会、1985年)
- 『基本法コンメンタール民事執行法』(日本評論社、初版1986年、第4版1999年)
- 『新編判例・先例コンメンタール〈特別法〉不動産登記法(1~5)』(幾代通教授と共編)(三省堂、1999年)
- 『判例民事執行法 』(三省堂、2005年)