深泥池
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深泥池(みぞろがいけ、みどろがいけ)は、京都府京都市左京区にある池である。
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[編集] 概要
周囲はおよそ1.5キロメートル、面積はおよそ9ヘクタールで、中央には浮島が存在している。 氷河期からの生き残りとされる生物と温暖地に生息する生物が共存しており、学術的にも貴重な池とされている。 昭和2年(1927年)に国の天然記念物に指定され、また、昭和63年(1988年)には生物群集全体に対象が広げられている。
[編集] 生息する動植物
ミツガシワやホロムイソウのような寒冷地に分布する植物や、ジュンサイのような各地に自生するような植物、タヌキモやモウセンゴケのような食虫植物など、様々な植物が共存している。
また、ヨシノボリやスジエビ、クサガメ、ニホンイシガメなども生息している。この他、日本に分布する約200種トンボのうち、約50種が生息しているという。1930年に日本で初めてミズグモが発見された場所であり、本州以南で数少ない生息地の一つである。
(外来種については後述)
[編集] 外来種の影響
ナガバオモダカ、キショウブなどの植物や、ブルーギルやオオクチバス、ワニガメ、アカミミガメなどの外来種が問題視されている。
これらは繁殖力が強く、生態系に悪影響を与えているとされ、事実、メダカやタモロコなど、いくつかの在来種が補食関係の変化により姿を消している。
また、ジュンサイがルアーフィッシングの妨げになるため刈り取られるなどされ、あまり見かけなくなってしまった時期もある。
このため、定期的に地元の人や研究者によって在来種の調査や、外来種の駆除を行っている。
[編集] 交通
- 京都市営地下鉄烏丸線北山駅から徒歩
- 京都市バス、京都バス深泥池停留所から徒歩
[編集] その他
道幅は1.5車線~2車線程度と狭い割に交通量が多いため、付近を走行する場合は注意が必要。また大型バスも通るため、北山駅付近の駐車場から徒歩で向かうことが望ましい。