清原武則
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清原武則(きよはら の たけのり、生没年不詳)は、平安時代後期の武将。出羽の豪族 清原光方の子(平安忠・清原武頼の子ともいう)。官位は鎮守府将軍従五位下。
清原氏は出羽に勢力を持った豪族であった。出羽の豪族である安倍氏と河内源氏の源頼義との間に戦が起きた(前九年の役)が、頼義は大苦戦し、傍観していた清原光頼に臣下の礼を取って参戦を依頼した。光頼は弟武則を総大将として陸奥に派遣した。源氏軍をはるかに凌ぐ大軍の清原氏の軍は、安倍貞任率いる安倍氏を滅亡させた。この功により、武則は従五位下鎮守府将軍に補任された。これは蝦夷の流れを汲む俘囚では初の快挙であった。こうして出羽のみならず陸奥にも勢力を持った清原氏は繁栄を迎えた。なお、武則の本拠地は前九年の役の頃、金沢柵(秋田県横手市)であったという説がある。