温泉分析書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
温泉分析書(おんせんぶんせきしょ)とは、温泉の成分、禁忌症及び入浴または飲用上の注意の説明書。
温泉法第14条により、温泉の施設内への掲示が義務付けられており、脱衣場の出入口や室内に掲示されていることが多い。
また、同条により、分析は都道府県知事の登録を受けた分析機関が実施すること、掲示内容を都道府県知事に届け出ることが義務付けられている。
上記の規定に違反した場合は、30万円以下の罰金に処せられる。
[編集] 内容
温泉法施行規則により、温泉分析書には以下の事項を記載することが規定されている。
- 源泉名
- 温泉の泉質
- 源泉及び温泉を公共の浴用又は飲用に供する場所における温泉の温度
- 温泉の成分
- 温泉の成分の分析年月日
- 登録分析機関の名称及び登録番号
- 温泉に水を加えて公共の浴用に供する場合は、その旨及びその理由
- 温泉を加温して公共の浴用に供する場合は、その旨及びその理由
- 温泉を循環させて公共の浴用に供する場合は、その旨(ろ過を実施している場合は、その旨を含む。)及びその理由
- 温泉に入浴剤(着色し、着香し、又は入浴の効果を高める目的で加える物質をいう。ただし、入浴する者が容易に判別することができるものを除く。)を加え、又は温泉を消毒して公共の浴用に供する場合は、当該入浴剤の名称又は消毒の方法及びその理由
- 浴用又は飲用の禁忌症
- 浴用又は飲用の方法及び注意
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 温泉関連のスタブ項目 | 温泉