炭素税
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炭素税(たんそぜい、Carbon tax)とは、化石燃料に含まれる炭素量に応じて課税する税制のことである。環境税といった場合、狭義には炭素税を指すことが多い。炭素税として環境税を導入している国は欧州では2006年3月時点で、8ヶ国(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、オランダ、イギリス、ドイツ、イタリア)あるが、実際は、フィンランド、スウェーデン以外の国は、炭素量に応じた課税とはなっていない(発熱量当たりや物量(リットル等)当たりでの課税となっている)。 日本でも、環境省が中心となり環境税として炭素税が2004年、2005年と検討されたが導入までには至らなかった。なお、提案された案は、優遇措置や免税措置などにより、純粋に炭素量に応じた課税案とはなっていない。