焼き付き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
焼き付き(やきつき)は、CRT(ブラウン管)ディスプレイの長時間使用によって、ディスプレイの画像表示機能が損なわれること。特に管の裏側に塗布されている蛍光塗料が画面表示の際に発する強い電磁波を長時間受け、機能しなくなることを指す。CRT(ブラウン管)を使用しているコンピューターではこれを防止するためスクリーンセーバーを用いている。
LCD(液晶ディスプレイ)ではCRTのような焼き付きが起こることはほとんどないが、長時間同じ画像を表示させていた場合、次の画面に切り替えても前の画像が薄らと表示されたままのことがある(ゴーストイメージと呼ばれる)。これは故障ではなく、液晶パネルへの帯電によるものなので、電源を切って長時間放置させたり、色の変化の大きい画像を繰り返し表示させる(白→黒→白→黒と表示させるのを繰り返す、など)ことによって元に戻る。