玉手箱
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玉手箱(たまてばこ)はおとぎ話の浦島太郎に登場する箱。また、軽々しく開いてはいけない大切な箱のこと。
[編集] 概要
もともとは化粧道具を入れるためのもの。「玉くしげ」が玉手箱となった。
一般的な浦島太郎の話では、浦島が、竜宮城からの帰りに乙姫から「開けるな」と言われて受けとることになっている。そして、禁を破って箱をあけてしまった浦島は、箱から出てきた煙を浴びて年寄りになってしまう。
一般的に、男性が化粧箱を開けることは有り得ない。化粧箱を開けるのは女性、しかもこの場合は、浦島が浮気をした女性、ということになる。つまり「玉手箱を開けるな」=「浮気をするな」という解釈も成り立つ。