矢臼別演習場
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矢臼別演習場(やうすべつえんしゅうじょう)とは、北海道厚岸郡厚岸町、厚岸郡浜中町、野付郡別海町にまたがる陸上自衛隊の演習場である。総面積約16,800haにも及ぶ自衛隊では最大規模の演習場である(大阪市の3/4に相当する面積)。射程18kmの実弾射撃が可能な施設であり、日本で唯一榴弾砲の実弾演習が出来る演習場である。毎年行われる協同転地演習や、第一空挺団によるパラシュート降下展開演習、アメリカ軍との日米共同訓練などが連日のように行われている。年間演習日数300日を誇る。
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[編集] 地形
根釧台地に存在するためか全体的に緩やかな丘が続いている地形であり、上富良野演習場や然別演習場等とは違い、目印になるような地形地物(標高が高い山脈等)がないため非常に迷いやすい演習場でもある。また、年に数回程度ヒグマの出没により夜間訓練等が中止される場合もある。
[編集] 演習場管理
演習場施設の管理は第5旅団別海駐屯地が行っている。
[編集] 矢臼別演習場内に所在する飛行場
- 別寒辺(べかんべ)飛行場
- 所在地:別海町西春別(北緯43度19分32秒 東経144度42分46秒
- 滑走路:300m×25m(15/33)
- 管理:防衛省
- 矢臼別飛行場
- 所在地:別海町中西別(北緯43度17分05秒 東経145度00分07秒
- 滑走路:600m×30m(17/35)
- 管理:防衛省