厚岸町
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厚岸町(あっけしちょう)は、北海道釧路支庁管内の厚岸郡にある町。
町名の由来は、アイヌ語の「アッケケシ」(牡蠣の多いところ)から。 「アッケシュトー」(小沼)からという説もある。
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[編集] 地理
釧路支庁東南部に位置。 町南部は太平洋に面していて厚岸湾が入り込み、海沿いに漁村が点在する。 北部は丘陵地帯が広がり、酪農がおこなわれる。町面積の57%は森林。
夏季は濃霧に覆われる事が多く、気温は上がらない。 冬季の積雪は少ないが、平均気温は-5度と低い。
大黒島はかつては人が住んでいたが、戦時中に軍の監視基地が置かれたため、住民は退去。 現在は無人島で、特別天然記念物のコシジロウミツバメやアザラシ繁殖地となっている。 許可なしの立ち入りは禁止されている。
- 山
- 河川
- 別寒辺牛川(べかんべうし)、ルークシュポール川、ポンルークシュポール川
- 湖沼 厚岸湖
- 湾 厚岸湾
- 島 大黒島・小島
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
天然の良港厚岸湾を有し、江戸時代は釧路・根室地方の中心地として栄えた。
- 1624年 - 1643年(寛永年間) 松前藩によりアッケシ場所が開設される。
- 1701年 アッケシ場所を分割し、キイタップ場所(現浜中町)が開かれる。
- 1890年(明治23) 太田屯田兵村が創設される。
- 1900年(明治33) 4町7村が合併し、厚岸町となり、一級町村制が施行される。
- 1955年(昭和30) 太田村の南半分を編入合併。
[編集] 経済
[編集] 産業
街の歴史は江戸時代からと古く、周辺地域住民の商業、水産都市として発展している。
漁業(牡蠣・昆布・あさり・海苔等)と酪農、林業が盛ん。特に牡蠣の産地として知られる。
上尾幌地区ではかつていくつかの炭鉱があったが、現在は閉山している。 しかし、きのこの栽培もはじめており、毎年秋には「きのこ祭り」が行われる。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 海外
- 姉妹都市
クラレンス市(オーストラリア・タスマニア州) w:en:City of Clarence
1850年4月11日にクラレンスの捕鯨船イーモント号が末広沖で遭難、この際乗組員32名を救助した縁で1982年に姉妹都市締結された。
[編集] 国内
江戸時代の北方探検家最上徳内が厚岸を蝦夷地調査時の拠点としていたことによる。 1991年(平成3年)7月15日に締結。
[編集] 地域
[編集] 教育
- 大学・短期大学
- 国立大学法人 北海道大学理学部付属厚岸臨海研究所
- 中学校
- 厚岸、太田、真龍
- 小学校
- 厚岸、厚静(こうせい)、太田、真龍、床潭(とこたん)
- 小中学校
- 尾幌、片無去(かたむさり)、上尾幌、高知
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
[編集] 道路
- 高速道路
- なし
- バイパス
- なし
- 一般国道
- 都道府県道
- 北海道道14号厚岸標茶線
- 北海道道123号別海厚岸線
- 北海道道142号根室浜中釧路線
- 北海道道221号塘路厚岸線
- 北海道道425号厚岸停車場線
- 北海道道813号上風連大別線
- 北海道道955号床潭筑紫恋線
- 北海道道1128号厚岸昆布森線
- 道の駅
- 厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」厚岸コンキリエ
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 観光
[編集] その他
[編集] 出身の有名人
- こまどり姉妹 歌手
- ロッキー羽田 元力士、プロレスラー、故人
- 清晃 力士、故人