磁力
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磁力(じりょく)とは、磁石同士や、鉄などの磁石にくっつく物質と磁石との間にはたらく力。同種の磁極ではしりぞけあう力が、異種の磁極ではひきあう力がはたらく。この力のことを磁力(じりょく)、または磁気力(じきりょく)という。真空の透磁率μ_0、磁束密度B、面積Sとすれば
地球も磁石なので、磁針は磁力をうけて決まった方向を向いてとまる。これは方位を知るために利用できる。
磁石のひきつける力を利用すると、ものを持ち上げることができる。強い磁石ほど重たいものを持ち上げることができるが、それを引き離すのは大変である。電磁石をつかえばスイッチの切り替えで磁力を切ることができるので便利。
磁石の反発を利用して、ものを浮かすことができる。磁石が強ければ、列車のような重たいものでも浮かすことができる。これを磁気浮上と呼び、この力を利用して車体を支え、リニアモータで車体を進めるリニアモーターカーは特徴的な例である。
磁石でない金属も、磁石で強くこすったり長い間磁石に接触させると磁力を持つようになる。これを磁化という。
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