祁答院家住宅
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祁答院家住宅(けどういんけじゅうたく)は鹿児島県大口市里にある江戸時代の武士住居遺構。国の重要文化財。
[編集] 概要
祁答院氏は中世から続く薩摩国有力国人の一人であったが、江戸時代には島津氏の配下となり大口に移住した。『祁答院氏系図』によると承応5年(1653年)頃建てられたとされるが、現在の建物は18世紀前半頃に建てられたと考えられている。郷士住宅として貴重な遺例であり、昭和50年(1975年)に重要文化財に指定された。
住居は客間である「おもて」と日常の間である「なかえ」「うすにわ」から構成されている。
現在も住居として使われているため、見学には予約が必要である。