神子畑鋳鉄橋
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神子畑鋳鉄橋(みこはたちゅうてつきょう)は、兵庫県朝来市の神子畑川に架かる鋳鉄一連アーチ橋である。
鋳物で作られたものとしては日本では最古のもので横須賀製鉄所で作られ飾磨まで海輸し運ばれたとされ、生野鉱山の開発などで呼ばれたフランス人技師たちの指導のもと作られ、1977年6月27日に重要文化財に指定されている。老朽化のため1982年には一年かけて修繕が行われた。この橋は、明延鉱山から採掘されたものを神子畑選鉱所や生野精錬所まで輸送するための鉱石運搬道路として手引車や牛車(後に鉄道馬車等のトロッコ用の線路が引かれる)などのためにかけられた鉄橋群の一つで他に5箇所架けられていたが今は他に羽淵鋳鉄橋を含めて二つだけが現存するものとなっている。
[編集] 諸元
- 施工年 1883年4月-1885年3月
- 橋長 15.975m
- 最大支間 14.2m
- 幅員 3.6m
- 高さ 3.81m