禁手
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禁手(禁じ手、きんじて)は、スポーツ、ゲームなどにおいて、安全性、公平性を設ける為に設定された禁止事項の事である。
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[編集] スポーツの禁じ手
格闘的なスポーツに多く、目つぶしなど、主に受けた相手が試合後も障害が残る行為を禁じ手にしている。
[編集] サッカーの禁じ手
サッカーでは、危険行為全般を禁じ手としており、レッドカードなど即時退場処分になるなど重い処分が下される。
[編集] プロ野球の禁じ手
プロ野球では打者の頭部への故意のデッドボールなども禁じ手の一つとされている。また、故意に一塁側にバントを続け、投手を潰すような作戦も事実上の禁じ手である。
[編集] 相撲の禁じ手
相撲では、髷を掴んだり、廻しの前袋を掴む事などをすると反則負けとなる。また、禁じ手や反則などを盛り込んだ初っ切りなどで観客に紹介される。また、力士には、相撲教習所で基本教育が施される。
[編集] 連珠の禁じ手
連珠ではゲームの性質上先手が有利であるため、先手に束縛を加えることで公平に勝負できるようにしたものである。
禁手は黒のみに設定され、三三、四四、長連が禁手となり、自ら打っても、相手に打たされてもその時点で負けとなる。このため、白番に限って黒に禁手を打たせて勝つ戦法がある。但し、黒が禁手を打ち白が黒の禁手に気づかずに次の手を打った場合は対局を続行させることができる。
黒が五三三、五四四、五長連など五連と禁手が一手で同時にできた場合は黒の勝ちとなる。