福井憲彦
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福井 憲彦(ふくい のりひこ、1946年11月26日 - )は、日本の歴史学者。専門は、ヨーロッパ近代史、フランス史。
東京都生まれ。東京都立戸山高等学校・東京大学文学部卒業後、パリ第一大学に留学。 東京大学文学部助手、東京経済大学経済学部助教授を経て、現在、学習院大学文学部教授。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『時間と習俗の社会史』(新曜社, 1986年/筑摩書房[ちくま学芸文庫], 1996年)
- 『「新しい歴史学」とは何か――アナール派から学ぶもの』(日本エディタースクール出版部, 1987年/講談社[講談社学術文庫], 1995年)
- 『歴史学の現代』(放送大学教育振興会, 1997年)
- 『世紀末とベル・エポックの文化』(山川出版社, 1999年)
- 『近代ヨーロッパ史』(放送大学教育振興会, 2005年)
- 『ヨーロッパ近代の社会史――工業化と国民形成』(岩波書店, 2005年)
- 『歴史学入門』(岩波書店, 2006年)
[編集] 共著
- (五十嵐武士)『世界の歴史(21)アメリカとフランスの革命』(中央公論社, 1998年)
- (陣内秀信)『地中海都市周遊――カラー版』(中央公論新社[中公新書], 2000年)
- (学習院大学文学部史学科)『歴史遊学 史料を読む』(山川出版社, 2001年)
- (稲葉宏爾)『パリ――建築と都市』(山川出版社, 2003年)
[編集] 編著
- 『歴史のメトドロジー』(新評論, 1984年)
- 『歴史の愉しみ・歴史家への道――フランス最前線の歴史家たちとの対話』(新曜社, 1995年)
- 『世界各国史(12)フランス史』(山川出版社, 2001年)
[編集] 共編著
- (二宮宏之・樺山紘一)『アナール論文選(1)魔女とシャリヴァリ』(新評論, 1982年)
- (二宮宏之・樺山紘一)『アナール論文選(2)家の歴史社会学』(新評論, 1983年)
- (桑田禮彰・山本哲士)『ミシェル・フーコー 1926-1984――権力・知・歴史』(新評論, 1984年)
- (二宮宏之・樺山紘一)『アナール論文選(3)医と病い』(新評論, 1984年)
- (二宮宏之・樺山紘一)『アナール論文選(4)都市空間の解剖』(新評論, 1985年)
- (近藤和彦)『歴史の重さ――ヨーロッパの政治文化を考える』(日本エディタースクール出版部, 1991年)
- (柴田三千雄・樺山紘一)『フランス史(全3巻)』(山川出版社, 1995年-1996年)
- (佐藤次高)『地域の世界史(6)ときの地域史』(山川出版社, 1999年)
- (陣内秀信)『都市の破壊と再生――場の遺伝子を解読する』(相模書房, 2000年)
- (綾部恒雄)『アソシアシオンで読み解くフランス史』(山川出版社, 2006年)
[編集] 訳書
- ピエール・ディヨン『監獄の時代――近代フランスにおける犯罪の歴史と懲治監獄体制の起源に関する試論』(新評論, 1982年)
- フランソワーズ・ルークス『「母と子」の民俗史』(新評論, 1983年)
- フェルナン・ブローデルほか『ブローデル歴史を語る――地中海・資本主義・フランス』(新曜社, 1987年)
- ジョルジュ・デュビーほか『愛とセクシュアリテの歴史』(新曜社, 1988年/増補版, 1993年)
- ミシェル・ペロー『フランス現代史のなかの女たち』(日本エディタースクール出版部, 1989年)
- フィリップ・アリエス『図説死の文化史――ひとは死をどのように生きたか』(日本エディタースクール出版部, 1990年)
- R・シャルチエ『読書の文化史――テクスト・書物・読解』(新曜社, 1992年)
- ピエール・ブルデュー『実践感覚』(みすず書房, 2001年)
- E・ル=ロワ=ラデュリ『新しい歴史――歴史人類学への道』(藤原書店, 2002年)
- ウィリアム・ドイル『アンシャン・レジーム』(岩波書店, 2004年)
- アンドリュー・ポーター『『帝国主義』(岩波書店, 2006年)