福井鉄道130形電車
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福井鉄道130形電車(ふくいてつどう130がたでんしゃ)はかつて福井鉄道に在籍した電車である。
[編集] 車両概要
本車両は1962年(昭和37年)から1963年(昭和38年)にかけて、南越線専用に自社製造された。車両は1両編成であり、モハ131・132の2両が製造された。
車体は同社の200形をモデルに製造されており、前後部分が非貫通、2枚窓のよく似た形状をしていた。また片面2扉式であり、扉間には行先表示板を付ける個所があった。車内はロングシートで構成されていた。ただし電気機器、台車等は廃車発生品を使用しており、車体の割には高性能ではなかった。
入線後は南越線廃止まで同線の主力として運行されていた。1981年(昭和56年)の路線廃止後は、製造年からみて比較的新しかったものの、機器類が古かったという理由もあり、休車扱いとなっていた。その後1985年(昭和60年)からの300形の導入により、1986年に廃車となった。
[編集] 主要諸元
- 車体構造:鋼製
- 定員:80人(座席定員:36人)
- 製造年:1962年(131号)・1963年(132号)
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