笑わない数学者
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『笑わない数学者』(わらわないすうがくしゃ)は、推理小説家森博嗣のS&Mシリーズ第3作目。
もともと森博嗣はこの作品を2作目に予定していたのだが、編集者の意向で第4作に予定していたすべてがFになるが1作目になったため、1作目に予定していた冷たい密室と博士たちが2作目になり、この作品が3作目になった。
すべてがFになる~封印再度までの5連作の中で1つ読むならこれにしてください、と森博嗣は言っている。
[編集] あらすじ
天才数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開催されたパーティのなか、博士は庭にある巨大なオリオン像を消してみせた。翌朝、再びオリオン像が現れたとき、二つの死体が発見された。犀川助教授と西之園萌絵が、オリオン像消失の謎と殺人事件に挑む。
[編集] 目次
- 第1章 三ツ星館の謎
- 第2章 宇宙と数学者の謎
- 第3章 勇者と使者の謎
- 第4章 内側と外側の謎
- 第5章 天才数学者の謎
- 第6章 襲撃者と屍の謎
- 第7章 遠ざかる過去の謎
- 第8章 天才建築家の謎
- 第9章 忘却と覚醒の謎
- 第10章 再現される消失の謎
- 第11章 有限と無限の謎
[編集] 登場人物
- 天王寺翔蔵(てんのうじ しょうぞう)
- 天才数学者
- 天王寺宗太郎(てんのうじ そうたろう)
- 翔蔵の長男、流行作家
- 天王寺律子(てんのうじ りつこ)
- 宗太郎の妻、女優
- 天王寺俊一(てんのうじ しゅんいち)
- 宗太郎の長男、俳優
- 片山基生(かたやま きせい)
- 建築家
- 片山亮子(かたやま りょうこ)
- 翔蔵の長女、基生の妻、彫刻家
- 片山志保(かたやま しほ)
- 亮子の長女、デザイナ
- 片山和樹(かたやま かずき)
- 亮子の長男、N大学2年生
- 湯川重治(ゆかわ しげはる)
- 亮子の愛人、建築家
- 鈴木彰(すずき あきら)
- 天王寺家の使用人
- 鈴木君枝(すずき きみえ)
- 彰の妻、家政婦
- 鈴木昇(すずき のぼる)
- 君枝の長男
- 西之園萌絵(にしのその もえ)
- N大学2年生
- 犀川創平(さいかわ そうへい)
- N大学建築学科助教授