等価交換
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等価交換(とうかこうかん)とは、一般的に以下の二通りの意味を持つ。
- 価値や価格が同等の物を、互いに譲渡し合うこと。
- 建築において、大型の建物などを作る際に、土地は地主が、建設費は開発者が負担して建物を作り、完成後にそれぞれがそれぞれの出費の割合に応じて土地と建物を取得する方法。
[編集] 商業における等価交換
貨幣を基礎とした交換基準が定まる以前(物々交換の時代)には、需要と供給が合致する事が交換の第一の条件であり、これが合致すれば貨幣換算の価値が合致しなくても等価交換がなされたと言えた。
[編集] パチンコ・パチスロの等価交換
パチンコやパチスロにおいては、特殊景品を交換する際に玉の価値を借りた時と同じままに交換すること。詳細はパチンコ用語の「交換率」を参照。
[編集] 『鋼の錬金術師』の等価交換
漫画及びアニメ作品『鋼の錬金術師』に登場する、「人は何かの犠牲なしに何も得ることは出来ない。何かを得るためには同等の代価が必要になる」という意味を表す、錬金術の第一原則。「何かを得るにはそれと同等の代価を必要とする」という錬金術の理念、及び世界の真実として語られる。ある質量のものからは、同じ質量のものしか作ることは出来ないという、質量保存の法則を下敷きにしている。