米村圭伍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
米村圭伍(よねむら けいご 1956ー)は日本の小説家。架空の藩「風見藩」を舞台とした作品で知られる。
[編集] 来歴
横須賀出身。早稲田大学政治経済学部卒。電機会社勤務の後、松竹シナリオ研究所で脚本を学ぶ。1997年、「安政の遠足異聞」で菊池寛 ドラマ賞佳作に入選する。1999年には、「風流冷飯伝」で第五回小説新潮長篇新人賞を受賞。以後、「退屈姫君伝」「面影小町伝」などの作品を発表する。 「退屈姫君伝」「おんみつ蜜姫」など、「姫君もの」でも知られ、軽妙洒脱な作風には定評がある。 ちなみに筆名「圭伍」は佳作に五回入選のもじりとのこと。
[編集] 作品
- 「風流冷飯伝」(新潮社)
- 「退屈姫君伝」(同上)
- 「面影小町伝」(「錦絵双花伝」改題)(同上)
- 「影法師夢幻」(集英社)
- 「紀文大尽舞」(新潮社)
- 「おんみつ蜜姫」(同上)
- 「退屈姫君 海を渡る」(同上)
- 「退屈姫君 恋に燃える」(同上)
- 「紅無威(くれない)おとめ組 かるわざお蝶」(幻冬舎)