精神コマンド
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精神コマンドはスーパーロボット大戦シリーズに登場するゲームシステムの一つ。
[編集] 概要
キャラクターやロボットが原作で見せた超人的行動を、ゲーム内で再現するためのシステム。パイロットが「精神ポイント」と呼ばれる数値を消費して使用。パイロットはレベルが上がることによって最大6個の精神コマンドを習得出来る。同名の精神コマンドであっても作品により効果が異なるものがある。
基本的にはキャラクターのイメージに沿った精神コマンドが取得出来るように設定されているが、ゲームバランスも考慮されている。OGで初めて同じ精神コマンドでもキャラクターによって精神ポイントの消費量が異なるという形式が採用され、OGシリーズと第2次α以降の据え置きゲーム機ではその形式がとられている。
[編集] 精神コマンドの種類
熱血
- 使用後に行う攻撃のダメージ量が増加する。
- 増加率は作品によって異なる。ほとんどの作品では2倍になる。
- 非常に多くのキャラクターが所持している精神コマンドであり、熱くなりやすかったり怒りっぽい性格のキャラクターは早期に習得するようになっていることもある。
- サブパイロットを除けば、熱血を所持していいないキャラクターは基本的に少ない。
- ゲームバランスに大きく影響するコマンドの一つ。
必中
- 1ターンの間、自分の攻撃が必ず命中するようになる(命中率が100%)が、ひらめきを使用したユニットにはかわされる。
- スーパーロボット系のパイロットは攻撃力と防御力に優れる代償に命中を低く設定されていることが多い為、ほとんどのキャラクターが救済措置として必中を習得する。
- リアル系では集中を所持しているパイロットが多いが、狙撃の名手であったり、パイロットとしての技量が高いイメージのあるキャラクター、スーパーロボットに近い性能の機体に搭乗するパイロットが必中を持っていることが多い。
- ゲームバランスによっては、上記に当てはまらなくても多くのパイロットが必中を持っていることもある。
ひらめき
- 1回だけ敵の攻撃を完全回避。
集中
- 1ターンの間命中率および回避率に+30パーセントの補正(一部作では+10パーセントの補正)。
鉄壁
- 初期の作品は1ターンの間機体の装甲を2倍にする。近年の作品は1ターンの間被ダメージ量を25%にする。
加速
- 1回だけ移動する際の移動力を増加させる。
根性
- 自分の機体のHPが回復する。
- 過去作では多くのパイロットが所持しており、精神コマンドの中でも基本的な存在であった。
- しかし、第4次以降は精神コマンドの種類増加やゲームバランスの洗練と共に所持しているキャラクターがかなり少なくなっていった。
- 多くの場合、一般兵士や人工知能といった汎用のキャラクターの精神コマンドに加えられている。
- GBA版のOGでは味方ではレフィーナ・エンフィールドのみ習得し、レアな精神コマンドとなった。
ド根性
- 自分の機体のHPが完全回復する。
信頼
- 指定した味方ユニット一体のHPを30%回復する。近年の作品ではHP2000回復となることが多い。
幸運
- 次の攻撃で敵を撃破した場合、入手資金が2倍となる。