純福音派
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純福音派(じゅんふくいんは)は、韓国で知名度の高い教会の一つ。母体はアッセンブリ-に属するプロテスタント派の一派。純福音教会。
神の癒しを信じる(病気を治す)趙鏞基(チョ-=ヨンギ)牧師が主体となり、日本でも存在する教派である。発足は1950年代でかなり新しい教会に属する。洗礼は全身浸礼(バプテスト派などと同様)を主張する。また一般的プロテスタント教会と同様、墓参りや(仏壇など)死者に対する礼拝を厳禁し(韓国では儒教の影響が強く容認される傾向がある)、飲酒やカフェインなどの中毒性のある物を避ける傾向がある。発足当時は他の教理からは異端視された事があった。信者が19万人を超えるほどに成長し、多くの初信者を出している。
もう一つの特徴は教会が全て大型であることである。韓国の汝矣島(ヨイド)にある汝矣島純福音教会は信徒席が8000席にもおよぶ事で有名である。建物ではなく人の集まりとしての教会では「世界最大の教会」である(信徒数約70万人)。 東京の普門館ホ-ルが5000人収容のホ-ルであることからかなりの大規模である事がわかる。 他の宗派も大型教会が存在するが一教会でこれほどまでに大型の教会は存在しない。また収容しきれないため複数回の礼拝を行い、小規模な教会も多数存在する。
教理や説教は聖霊派に近くカリスマ系教会に属する。大きい声やうめき声を出す異言の祈りを強力に進める教会でも有名である。