細石器
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細石器(さいせっき、マイクロリス、microlith)とは、打製石器の一種で、小型かつ刃の特徴を持つ石器である。日本国内では一般的には旧石器時代後期に分類されるが、ヨーロッパ等では旧石器時代および新石器時代の過渡期として中石器時代が設定されており、ここに属するとされる場合もある。
[編集] 使用方法
長さはほぼ3センチメートル以下で、幾つかを木や動物の骨の柄にはめ込んで使用した。槍の先端近くに刃として埋め込み貫通性能を高める特徴があったと推測される。別名、細石刃(さいせきじん)。中国東北部からシベリアにかけて発達したと考ええられており、広い範囲から出土している。
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