羽根木プレーパーク
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羽根木プレーパーク(はねぎぷれーぱーく)は、東京都世田谷区の羽根木公園内にある子どものためのプレーパーク。住所は、世田谷区代田4-38-52羽根木公園内 になる。 プレーパークは別名「冒険遊び場」とも呼ばれ、ヨーロッパを中心に1950年代あたりから徐々に増えてきたもので、日本では、1978年に開園したこの羽根木プレーパークが最初のものになる。
ここでは、子どもたちが廃材や古タイヤを使って秘密基地を作ったり、木に登ったり、地面を掘り返したり、また他の公園では絶対にできないことだが、焚き火をしたりしても構わない。 昔の子どもたちが、自然の中で自由気ままに遊んでいた、そのかたちが予想できる多少の危険も含めて都市公園の中で再現できる、そういう趣旨の公園である。
その代わり、子どもの視点にたって、子どもの相談相手としてまた一緒に遊びの工夫に参加してくれる大人のプレーリーダーが常駐している。遊びは、このプレーリーダーの助言の下に行われるというのが、ルールである。常時3人ていどのプレーリーダーが、常駐しており、開園当初は市の嘱託職員がその任に当たったが、2005年4月からNPO法人の「プレーパークせたがや」が運営に当たることになった。この地域やボランティアが、常駐して指導助言に当たるといったものが、なかなかどこの地域でも条件整備が容易ではなく、こうしたプレーパーク方式の子どもの遊び場を普及させていくのにネックとなっている。
[編集] 参考文献
- 羽根木プレーパークの会編『冒険遊び場がやってきた!:羽根木プレーパークの記録』晶文社 1987年
- 羽根木プレーパークの会編『羽根木プレーパーク20年』ジャパンマシニスト社 1998年
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