耐候性
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耐候性 (たいこうせい)は、プラスティックや塗料等が、屋外で使用された場合に、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質をいう。
変質の原因としては、太陽光からの紫外線や熱の影響、雨水による浸食作用、昼夜の温度変化による材料の伸縮・膨張の影響などが考えられる。
材料自体が耐候性に優れている場合もあるが、紫外線吸収剤等の添加剤の配合により、耐候性を向上させることも行われる。
[編集] 測定
- 屋外暴露試験
- 通常、屋外で最も太陽光の影響を受けやすい南面・傾斜45°にサンプルを設置し、実際の天候の影響を見る方法。
- 機械試験
- 一般的な屋外条件よりも厳しい条件(強い紫外線、多量のシャワー)を作り出すウエザオメーター等の中にサンプルを入れ、経時的変化を短縮して見ることができる方法。