肋骨
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肋骨(ろっこつ)は、胸部内臓を覆う骨。
- 肋骨とはあばら骨とも言い、脊椎から内臓を取り囲む形で付いている骨の事である。ほとんどの脊椎動物には肋骨があり、外界からの衝撃から内臓を保護する役割を果たしている。本稿にて後述。
- 船体の外側を形作る肋骨状の骨組み。
[編集] 人間の肋骨
人間の肋骨は全部で二十四本で両側に十二本ずつ、それぞれ第一肋骨~第十二肋骨と名前が付いている。
そのうち第一肋骨~第七肋骨は胸骨外側縁と接しており完全に胸部を覆っているのに対して、第八肋骨~第十二肋骨は胸骨と接しておらず前腹部は開いている。
また肋骨は骨折しやすい骨としても知られている。一本一本が細く衝撃に対して弱いためであり、主な原因としては外衝撃のほかに咳などによる疲労骨折が挙げられる。映画や漫画などではダメージ描写に多用され、この場合 「肋骨が折れた」ではなく「肋骨がイッた」と表現されることが多い
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