草加次郎事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
草加次郎事件(くさかじろうじけん、そうかじろうじけん)は1962年から1963年に起きた脅迫事件など、一連の事件のこと。
[編集] 概要
1962年11月4日、歌手の島倉千代子後援会事務所に届いた無記名の封筒が爆発。封を開けた男性事務職員が火傷を負った。手掛かりは封筒の裏の「草加次郎」の文字だけだった。
これを皮切りに、不特定多数を狙った爆発事件が続発。時に爆発物は、石川啄木詩集や、ポケットミステリのエラリー・クイーンなどに偽装されることもあった。
1963年9月5日には乗客13名に重軽傷を負わせた「営団地下鉄銀座線爆破事件」が発生。この事件は、15年後の1978年9月5日に時効が成立している。
翌日の9月6日には、吉永小百合のもとに100万円を要求する脅迫の手紙が届く。
一連の犯行から、火薬マニア説、文学青年説などの諸説が噂されたが、結局、犯人の断定には至らなかった。 一部では、警察が秘密裏に事件を解決したという噂があるが、定かではない。
[編集] 事件を描いた話
事件を描いた話が圧倒的に少ないためか、この事件を知らない人が多い。
この事件を描いた漫画に、大塚英志×菅野博之が描く「東京事件-TOKYO CASE-」(角川書店)がある。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本の歴史関連のスタブ項目 | 戦後の事件 | 未解決事件