荒川哲生
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荒川 哲生(あらかわ てつお、1931年-)は日本の演出家。東京都出身。
早稲田大学商学部中退後の1951年、劇団「文学座」に入団。長岡輝子に師事する。ジョン・オズボーンの「怒りを込めて振り返れ」をはじめとして、田中千禾夫、武田泰淳、寺山修司などの作品、また、ウジェーヌ・イヨネスコの「犀」、エドワード・オールビーの「動物園物語」など前衛作品を演出し、演劇界に大きなインパクトを与えた。 その後、数々の劇団の旗揚げに参加。古典劇から現代劇、前衛劇まで幅広い演出を手がける。1963年、演劇をさらに学ぶためにアメリカに留学し、同年、福田恆存、芥川比呂志らと、現代演劇協会を設立。同協会の劇団「雲、昴」で演出家として手腕を振るった。
ワシントン大学講師、早稲田大学講師、ミルウォーキー・レパトリー・シアターの客員演出家、(財)現代演劇協会演劇学校長などを歴任し、現在は、演出業のかたわら、俳優養成講座(金沢市民芸術村・ドラマアカデミー)で後進の育成、演技研究会「N.DARTS」の設立など、金沢を拠点に地域演劇の振興に力を尽くしている。