菊多郡
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菊多郡(きくたぐん、きくたのこおり)は、現在の福島県南東部に718年から1896年まであった郡である。陸奥国に属したが、短期間石城国や磐城国に属したことがある。
[編集] 歴史
もとは常陸国多珂郡(多賀郡)の一部で、養老2年(718年)5月2日に分けられた。これは同日の陸奥国三分にともなうもので、菊多郡は新設の石城国に入れられた。数年後に石城国が陸奥国に戻ったとき、菊多郡は常陸国に戻らずそのまま陸奥国の一部になった。
- 明治22年(1889)4月1日 町村制施行(13村)
- 田人村、貝泊村、荷路夫村、石住村 (田人村 → いわき市)
- 泉村、渡辺村 (磐城市 → いわき市)
- 鮫川村、錦村、山田村、窪田村、川部村 (勿来市 → いわき市)
- 上遠野村、入遠野村 (遠野町 → いわき市)
- 明治29年(1896)4月1日 磐城郡、磐前郡と合併して石城郡となった。
[編集] 関連項目
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