藤前干潟
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藤前干潟(ふじまえひがた)とは、愛知県名古屋市港区・同県海部郡飛島村に存在する干潟である。
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[編集] 概要
藤前干潟は、名古屋港西南、臨海工業地域の中にある干潟である。面積はおよそ250ヘクタール。伊勢湾に残る最後の干潟で、国設鳥獣保護区特別保護地区に指定されているほか、ラムサール条約にも登録されている。
日本最大の渡り鳥の飛来地として有名である。
[編集] ゴミ埋め立て処分場問題
この問題は、名古屋市がこの干潟をゴミ処分場にするという計画が持ち上がったことがきっかけに発生した。名古屋市はアセスメントを行った結果、その計画が渡り鳥などの生態に影響するとしながらも、人工干潟の造成を条件に埋め立てを実行に移そうとした。
しかし、1999年に環境庁(当時)から人工干潟の造成では現環境の維持は極めて困難とする見解が出されたほか、市民運動なども活発に行われ、その結果名古屋市は埋め立てを断念。ゴミの増大に悩む名古屋市のゴミ収集制度見直しの契機となった。その後干潟は2002年11月18日にラムサール条約に登録された。
[編集] 交通アクセス
[編集] 外部リンク
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