蘇州号碼
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蘇州号碼(そしゅうごうま、中国語 蘇州碼 Sūzhōu mǎ、英語 Suzhou numbers)は、中国江南地方の蘇州で生まれたとされる、漢字に似た形状をもつ数字である。
北宋時代の司馬光など、天文学の研究者が類似の文字を使用した記録があり、そこから変化したものと考えられる。その際には、零は「口」や「〇」で表されていた。その後、算用数字として普及し、商業でも欠かせない数字として使われた。台湾では「菁仔碼」と呼ばれて使用された。
日本でも塗装や流通などの業界で、数字表示の暗号として用いられたことがある。
現在は香港、マカオなどの市場でわずかに価格表示に使われている程度でしか見ることができない。
Unicodeには、U+3021
からU+3029
に9種の基本字が割り当てられている。10は漢字の十を使用する。
[編集] 蘇州号碼の基本字
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
〡 | 〢 | 〣 | 〤 | 〥 | 〦 | 〧 | 〨 | 〩 | 十 |